当該工事の入札結果はこちら。 最低制限価格の約+10万円で落札している
https://www.town.yamada.iwate.jp/fs/1/0/5/5/3/6/_/nyu-32.pdf
2023/5/17報道 元山田町職員と業者社長が逮捕。
2023/9/4報道 業者社長に有罪判決
山田町官製談合 元社長に有罪判決 共犯の元町職員の談合審理 始まる
岩手県山田町の公共工事を談合で落札した罪に問われている64歳の男に対し、盛岡地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
また、共犯として設計金額の情報を教えたとされている町の元職員の談合の審理も9月4日から始まりました。判決を受けたのは、山田町の堀合建設の元社長・堀合宏幸被告(64)です。
判決によりますと、堀合建設の社長だった堀合被告は、山田町が2021年11月に執行した公園の工事の入札を、ともに起訴された元町の職員・高山賢次被告(56)から入札額の最低ラインを算出する基準となる設計金額の情報を得て、違法に落札しました。
7月の初公判で堀合被告は「工事が減って困っていた」「高山被告に現金160万円を貸していたので助けてくれると思った」と動機を説明していました。
4日の判決公判で中島真一郎裁判長は、過去にも談合で有罪判決を受けていたことに触れ、「談合に対する抵抗感や規範意識が乏しい」と指摘しました。
一方で、「罪を認め反省している」などとして、堀合被告に懲役1年2カ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
2023/9/4報道 検察側は元職員が繰り返し情報漏洩を行っていたと指摘か
山田町元職員 官製談合防止法違反などの起訴内容認める
公共工事の設計額を入札前に業者に漏らし、最低制限価格に近い金額で落札させたとして山田町の元課長補佐が官製談合防止法違反などの罪に問われている事件の裁判が4日、盛岡地方裁判所で開かれ、被告は起訴された内容について「間違いありません」と罪を認めました。
起訴状などによりますと、山田町水産商工課の元課長補佐、高山賢次被告(56)はおととし11月、町内のパークゴルフ場の芝の張り替え工事の設計額を入札前に山田町の建設会社役員、堀合宏幸被告(64)に漏らし、最低制限価格に近い金額で落札させたなどとして、官製談合防止法違反や公契約関係競売入札妨害などの罪に問われています。
4日午後、盛岡地方裁判所で行われた裁判で、被告は起訴された内容について「間違いありません」と述べ罪を認めました。
このあと検察側が冒頭陳述を行い「被告は工事費用などを知る立場にあり、落札可能な金額を漏らしていた。今回も、工事を確実に落札できるよう、最低制限価格の算出基準となる設計額を電話で伝えた」などと指摘しました。
盛岡地方裁判所では4日、元課長補佐の裁判に先立って建設会社役員の裁判が行われ懲役1年2か月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡されています。